差別をテーマに黒人社会を様々な角度から描きだすスパイク・リー監督作品。本書は、新進気鋭の映画作家だった時代の5作品、「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」（1985年）「スクール・ディズ」（1988年）「ドゥ・ザ・ライト・シング」（1989年）「モベター・ブルース」（1990年）「ジャングル・フィーバー」（1991年）にスポットを当て、それぞれの作品について背景、ストーリーが語られていきます。収められたフォトは、劇中のものではなく、実際の撮影時の貴重なオフショットから成り立っています。さらにそれらにはコメントが多数つき、それまでのスパイク・リーの作品の記憶の中にあったイメージをさらに広げていきます。
スパイク・リー作品のファンの方は、もちろん、ブラックカルチャーに興味がある方にとっては実に興味深い一冊となります。写真はすべてモノクロですが、モノクロならではのカッコ良さがあります。

本書は現在絶版となっております。

写真 David Lee
出版社 Stewart Tabori & Chang
出版年 1991年
サイズ 280×218㎜ソフトカバー
総数 215ページ

A critical and interpretive tribute to the work of film maker Spike Lee. Essays by African-American writers - Terry McMillan, Toni Cade Bambara, Nelson George, Charles Johnson, Henry Louis Gates, Jr and Melvin Van Peebles - accompany production stills taken by David Lee.

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